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マークフォードという人(前編)

 ギタリストであるマーク・フォードの音楽活動遍歴を動画・私のアルバムの感想などを交えて紹介します。
同時に彼にとってのキーポイントとなるブラッククロウズについても多く記載しておきます。
 実際マークフォードに関してはあまり情報がなく、少ない情報と私のかすかな記憶に基づいて書くので、多少のフィクションが入りますがご了承くださいw


1988年
バーニングツリーというスリーピースバンド 及びザ・スケアクロウズと掛け持ちでLAにて精力的ライブ活動を行います。


1990年
バーニングツリーとして1枚だけアルバムを残します。スリーピース独特のパワーとラフさがあり、カッコイイ曲が多数あります。
マークはコンパクトな曲にワウを多用しているといったかんじのスタイルで、一部ではジミヘンぽいと比喩されましたが実際はそこまで引きまくっているわけではないです。
当時LAではまだメタルの残党がメインで、若いギタリストとしては珍しい存在であったというのは確かではあります。

THE BURNING TREE / FLY ON 当時の動画がないので音源だけ



1992年
バーニングツリーにベーシストとしてジミー・アシュハーストが招かれます
(ジミー・アシュハーストはマークの旧友でマークにベースを教わりました。)
しかし、すぐさまマークは2つのバンドに加入を要請されます。ガンズアンドローゼスとザ・ブラッククロウズです。
既にモンスターバンドであったイジー無きガンズの誘いを "November RainンなんてX-Japanみたいな臭い曲弾けるか!"といったかどうかわかりませんが、結果的にガンズの誘いを蹴り飛ばし、本人の音楽性に近いブラッククロウズするわけです。
(ちなみに取り残されたジミー・アシュハーストはイジーのバンド、ジュジュハウンズに加入します。)

加入後、クロウズのロビンソン兄弟に "おめぇスライドできんのか!" と言われ "勿論、大得意さ!"
と豪語しますが、実はあまり得意ではなく家で必至に練習しレコーディングに挑みます。
2週間で出来上がったクロウズのセカンドアルバムとなるサザンハーモニーアンドミュージックコンパニオンは、全米1位 全英2位に輝き、マーク自身も高い評価を得てギタリストとして一定のステータスを得ることになります。
またこの年クロウズとして初来日を果たします。

THE BLACK CROWES - NO SPEAK NO SLAVE 花柄パッチがマークです



1994年
3rdアルバムとなるアモリカは一回取り終えたにもかかわらず 関係者の褒め言葉のつもりの "ハンブルパイみたいに古臭いなー"の一言でクリスロビンソンのご機嫌をそこね、わりと洗練された形で録り直すという事態になります。
 (この時のお蔵入りのジャム音源は後の TALL...というブートレッグ そして、LOST CROWESというオフィシャルアルバムになります)
アモリカは、ややディープになりますが音楽評論家には高い評価を得ます。
しかしメローもしくは地味目の曲が多いためか、前作のような明るいサザンロックを求めるファンには違和感があったでしょう。
既存ファンによる売上げが伸びないため、当然ながら新しいファンに注目されることもなく、
一部ではバンドは暗黒時代の入り口に差し掛かかり、迷走に入ったという言葉もちらほら聴くようになります。

個人的にはイントロの期待感とは裏腹に、曲本体が負けてる曲もあるという印象でした。それにアルバムでのマークの
存在感も微妙でした。しかしながら同時にバンドとしての多様性・ポテンシャルを感じさせてくれるアルバムでもありました。
同じようなアルバムをリリースして一定の安定感を出すのは容易ですが、彼らはそうではなかったのです。

THE BLACK CROWES - HIGH HEAD BLUES



1996年
4thアルバムのスリースネークアンドワンチャームは全く懲りることなくプロデューサを変えずにまたもや地味目のアルバムを作ります。
多少ディープさも増し、さらに音の加工が強まった印象はありますけれども、これもなかなか良いアルバムです。
でも、さらに聴き手不在といったとこでしょうか、セールス的には落ち込む一方で、
飛べないカラスはロック油の壷にハマり溺れる寸前になります。
でも実は1st~4thまで音楽の支柱は一貫してかわってないんですけどねw

THE BLACK CROWES - SHARE THE RIDE 加工前、自然な感じなラフテイク



1997年
マークはクロウズから抜けます。後にクリスはドラックがらみでの解雇ということを言っております。

今回はここまでです。次回は2000年以降のマーク師匠を紹介します。
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  1. 2010/03/04(木) 13:01:52|
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